フェリーの旅二日目

今日の仙台は気持ちのよい晴れ間であり、真夏のような暑さであった。

まずは昨日乗船してからの話である。　乗船後、荷物をベッドへ置き、船内を散策。　運用期間もあって、扉は少々痛んでおり、想像していたよりは狭い船内であった。　そしてレストラン開店と同時に食事。　食事はバイキング形式だったので、「もとをとる」ために大きなトレイ2枚に乗りきらないほどの料理を食べた。　結果、想像されているとおり食べすぎた。
船内でのピアノとフルートの演奏を楽しんだ後、　食べすぎもあって寝てしまった。
翌日の朝食は夕食の経験もあり、ほどほどにしたが、飲み物を多めにとった。
そしてあっという間の下船である。

「仙台港」から、バスで移動。　向かった先は、無論アニメ「かんなぎ」の聖地の一つ、「陸前高砂駅」
この駅周辺が主人公「御厨 仁（みくりや じん）」の自宅周辺のモデルになっていた。　駅の東にある踏み切りから北へ歩いていくと、至る所がみたことのある風景。　そのままアニメで描かれており、「巡礼」を堪能した。
駅まで戻り、西友で飲み物を買って、次の目的地「仙台駅」へと向かった。
ここは「かんなぎ」の他、「Wake Up, Girls!(以下WUG)」の舞台にもなっているということで、堪能したかったが、滞在時間を30分程度しかとっていなかったため、駅前周辺で終わってしまった。　というのも、仙台がWUGの「聖地」になっていることを後になって知ったのと、WUGをみていなかったのである。
仙台空港アクセス線の出発時間になり、駅へ戻り、空港へと向かった。
「仙台空港」到着後保安検査をさっさと済ませ、待合室で「羽生結弦選手仙台凱旋中継」をみながらすごしていた。
そして、飛行機にのり、離陸からわずか1時間ほどで北海道「新千歳空港」まで戻ってきた。
フェリーだと15時間程度かかる距離を1時間で戻ってくると虚しいようにもみえるが、ほぼ同じ時を「いきてきた友」への挨拶と労いを個人的に出来た分、「巡礼」できた分、実りのある旅だった。

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